日本の家庭における「米」と「肉類」消費の変遷 – グラフで見る食生活の変化

## 日本の食卓、あの頃の「ご飯」はどこへ?


「ご飯」は、日本人にとって特別な存在ですよね。でも、最近の食卓を見渡すと、昔と比べて何か違う気がしませんか?

2007年から2023年までの「米」と「肉類」の消費支出を比べてみると、その変化は一目瞭然なんです。


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**ご飯への支出は、2007年の約1,994円から2023年には約1,241円にまで減少。** 特に2015年以降は、その減少が加速しています。

一体なぜ?

考えられるのは、食生活が多様化してきたこと。健康志向の高まりから、ご飯の量を減らしたり、パンやパスタなどの他の主食を選ぶ人が増えているんです。特に若い世代では、ご飯以外の選択肢が当たり前になってきています。

一方、**肉類への支出は、2007年の約4,837円から2023年には5,957円まで増加!**

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特に働く世帯では、その増加が目立ちます。

これは、日本人の食生活の中で、肉料理がますます人気になっていることを示しています。高タンパク質で栄養価の高い肉は、忙しい現代人にぴったりの食材なのかもしれません。

でも、こうした変化には、経済状況も大きく影響しているようです。ご飯の値段は安定しているのに対し、肉の値段は上がっている傾向があります。家計としては、限られた予算の中で、より価値のあるものを優先的に買いたい気持ちになるのは当然ですよね。

私たちの食卓の変化は、単なる好みの問題だけではありません。経済状況や社会全体の価値観、そして健康に対する意識まで、様々な要素が複雑に絡み合っているんです。

これから先、日本の食卓は一体どうなるのでしょうか?

ご飯が減り、肉が増えるという今の傾向が続くのか、それとも新しい食文化が生まれるのか。

私たちがどんな食生活を送りたいのか、改めて考えてみる良い機会かもしれませんね。

左が昔の米多めのかつ丼、右が肉多めの現代のかつ丼

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